人権家族社会参加福祉制度親の思い

講義を聞いた教え子たちのダウン症についての思い。

私は茨城県立医療学校(15年小児看護学)や東都大学(5年ほど解剖生理学や病理学)、看護専門学校などで、解剖生理学や病理学を講義してきました。そのときに染色体の項目でダウン症の人の本当の死型についてお話をして理解者を増やしてきました。その講義の後に講義に参加した感想を書いてもらうことがありました。手元に残っていた記録を見て、看護学生のダウン症観を紹介しては良いかと思いました。社会啓発の進め方にたくさんのヒントをくれる学生たちでした。

私の講義以外でダウン症の人の本当の姿を教えてくれる講義はなかったと学生は言っていましたが、他の先生にも教えてほしいものです。以下はすべてそのままを記録したものです。

百溪英一

小学校のときに同じクラスにダウン症を持った子どもがいました。まだ1年生だったので障害のこととかはわからなかったのですが、学校で一緒に遊んだり、家にも何回か行ったことがあります。その子はピアノがとても上手でした。
ダウン症があっても他の友だちと対して変わらない。家族もとても明るくて楽しかった。そんな記憶があります。私が転向してしまったので、2年間だけ同じ学校に通っていましたが、その後も手紙のやり取りをしたり、今でも年賀状のやり取りをしています。
 今日の講義を聞けて、やっぱりダウン症があってもみんなかわいい子どもたちだなと思えてよかったです。ありがとうございました。(HK)

ダウン症などの障害を抱えた人たちについてもっと知識をもって接することができれば良いなと思った。これまで、障害を持った子どもの家族と触れ合ったり、そのような人たちの活動を知らなかったが、今日の講義で考え方が変わった。機会があったら活動に参加してみたいと思った。(RY)

ダウン症の親がショックになることは知っていたが、今回のビデオ、漫画、講義を聴いて親がショックから立ち直り、このために芽を伸ばすことが大切ということを知った。(NT)

ダウン症の子どもも、親などの周りの働きかけで成長する伸びしろがたくさんあるということに感心した。今後、職業柄、ダウン症の母親に出会う機会もあると思うので、接し方を間違えないように私がダウン症の方への理解を深めたい。(HM)

ダウン症の子や、そのご両親たちの気持ちに少し触れられた感じがしてよかったです。看護師になったとき、「頑張って」と言わないで少しでも勇気づけられるように知識(正しい)を身に着けたいと思います。(RG)

身近に障害を持っている人がいるので、改めてダウン症、障害について考えさせられました。(NY)

「あなたたちの子どもは、他のこと比べてこれから先の人生を少しゆっくり歩んでいくでしょう」ということばがとても響いた。他の子供とはほとんど何も違わないと感じた。(AK)

ダウン症の当事者の方の話を聞くと聴いて、大変だった事、辛かったこととかを聞くのかと思った。しかし、実際は全くそんなことはなく、むしろダウン症の方の魅力を多く話していただき、とても興味深いと感じた。ラブジャンクスについて調べてみたいと思った。(MS)

障害を持っている子が生まれるというので、心理的に大きなストレスが生じてしまう両親がいると思うが、今日の講義を踏まえて、そのような方への援助・ケアを行っていきたいと思った。(CA)

親が特別支援学校で働いていたことがあって、「ダウン症の子どもは可愛い」と聴いたことはありましたが、実際の様子お見るのは初めてで、親が言っていたことがちゃんと理解できました。ありがとうございました。(SI)

ダウン症患者の方に実際似合ったことが無いので、本人や家族の様子は想像することができません。ですが、少しでもサポートできるような看護師もしくは保健師になれるように努力していきたいです。(MM)

ダウン症の子供と接する機会が健常者の子供と接するようにすることが良いと思った。また、両親のショックを受け入れて、「頑張ろう。」などと言わないほうが良いとわかった。講義ありがとうございました。(NI)

普段ダウン症の方と接することがないため、今回の講義は様々なことがしれて、とても勉強になりました。教科書だけではわからないこともしれてとても良い勉強になりました。(YS)

身近にダウン症を持つ人はいませんが、とても身近な話として聞かせて頂きました。というのも、私の母が支援施設で働いていて、話は聞いたことがあるからです。「笑顔がとても可愛くて、寄って来てくれる。」と聞いていたり、今回の講義でたくさん学べました。母の職場に訪問したり、イベントにも参加したいと思いました。とても考えさせられた講義でした。(YM)

医療の面では障害をメインに考えてしまいそうだけど、障害を持っている人が中心である事を忘れないようにすることが大切だと感じた。医療者がマイナスイメージを与えないようにする必要があると感じた。(KM)

ダウン症が主人公ではなく、主人公は一人の人間であるということを聞いて考え方が変わった。障害があると告知されると家族は不安や悲しみを抱える場合があるが、ダウン症があっても楽しく充実した人生が送れることを忘れないようにしたい。(MK)

ダウン症ってよく聞くし、珍しくないんだろうなとおもってたから、あまり興味を持っていなかったけど、今日少しだけダウン症のことをしれて、もっと知りたいと思った。(CT)

今回の授業で、ダウン症の患者の家族の方と接するのは初めてだったので、色々考えさせられた。自分はダウン症についてほとんど無知だと感じたので、これから学んで行きたいと思う。映像や写真が多くわかりやすい授業でした。(MY)

病気を持った子どもにも、健常者と同じようにこれから成長していける力が秘められていることをビデオを通じて知ることができた。音階学んだことを将来自分が医療者になった際に助けを日露としている親御さんに活かしていきたい。(RS)

ダウン症の人たちの現状について深く考えたことがありませんでしたが、今回の講義でダウン症の人たちにもいろいろな可能性があることがしれました。(HS)

ダウン症などに対してはそんなに偏見は持っていなかったものの、実際触れ合ってみたりするときががあった際に、やっぱり少しは抵抗もあるんじゃないかというのが私の現状でしたが、今回の話を聞いて他の子供と変わりなく生活しているのだなと感じました。(HH)

私のいとこはダウン症です。今2歳で笑顔が可愛いです。先生の授業を聞いて、ダウン症について更に持つイメージが良くなりました。家族みんなでその子の成長を見守っていきたいです。(SK)

前にテレビでダウン症の子がダンスをしているのを見たことがあります。それを見たときに私のダウン症に対するイメージは覆りました。本当に様々な可能性を、障害を持っていない人たちと同じように秘めていると感じました。情報提供の大切さがわかったので、今後の学習に励みたいです。(YI)

ダウン症の人に少し偏見を持って見ていた部分もあったけれど、自分のできない事ができる人たちで、決して未熟な人、何もできない人ではないのだなと思った。これから障害を持つ人の味方が代わっていくといいと思う。(NS)

ダウン症の方の笑顔は天使みたいでかわいいと昔から母と話していたので、偏見などはなかったが、ダウン症の子を育てる親の気持ちをしれて、とても学ぶことが多かった。看護師のちょっとした言葉や態度にも傷ついてしまう親もいるので、気をつけなければと思った。ダウン症の人のグループ「ラブジャンクス」の存在を初めて知り、とても興味を持った。(SA)

今日のダウン症に関する講義で持っていたイメージが変わった。生まれてきた子どももオヤを恨んでいる人はいないし、オヤも社会資源を利用して同じ仲間を増やしてそだてていけばいいことを知った。もっとこのような考えが広まったらいいなと感じた。(KF)

ダウン症に限らず、障害を持って生まれてきた子、その家族に対する接し方、支え方をよく考えさせられました。実際に現場に出てからうまくやれるかはわからないが、今回の授業がなかった場合と比べたら、全然違うだろうと思います。また、ダウン症に対して悪い印象はなかったが、だいぶ見方が変わりました。(RT)

ダウン症にマイナスのイメージがあったが、その子にもその子なりの人生があって悪いものではないなと感じた。知的障害を持っていたとしても、明るい未来があることをオヤのかやにも教えられるようにしたい。(RH)

今まで、ダウン症という言葉を聞いても、病弱な印象や教科書上の知識ばかり持っていたが、すごく可能性を秘めた魅力的な人たちだということが良くわかった。(SS)

知る事は大切なのだと感じました。自分の目で見て事実を知ることと、教科書に書いてあるのを知るのは、きっと全く異なるのだと今回の講義を通して感じました。自分の目で見て、経験することを怠らず良い看護師を目指そうと思います。(MO)

自閉症を持つ弟がいる関係で、ダウン症を持つ子とその親友関わりを持つ機会が小さい頃からあったことはとても幸運なことだったと、この講義を通じて実感することができた。障害を持つ子どもの障害にばかり気を取られるのではなく、その子自身と向き合い、その子供の保つ力を引き出すようサポートしていく心構えを持っていきたい。(YY)

患者さんの身近にいる看護師が心の面でできることについて何ができるのかモヤモヤしていましたが、今回の講義で正しい情報と体験が助けになることがわかり、少し晴れやかになりました。ありがとうございました。(KA)

本日の講義で、ダウン症に対するイメージというものが大きく変わりました。正直、ダウン症についてはマイナスのイメージが多かったです。しかし、普通に学校に通い、友達とおしゃべりして、ダンスして、劇をしてと私にはできないこをたくさん知り、プラスなイメージがとても増えました。今後、ダウン症の人やその親御さんにあった時、かける言葉を今日の講義からえたことをもとに、考えられたらいいなと思いました。(MT)

祖母の友達で、ダウン症の方と結婚した息子さんを持つ方がいて、私がその人達に直接あってはいないけれど、祖母から色々と話しを聞いていました。っポジティブな面だけでなくネガティブな面の話を聞いたこともあったので、今回のお話を聞いてダウン症の方々はたくさんの可能性を秘めていて、ネガティブな面がクローズアップされがちなのは変えていく必要があると感じた。(YO)

今回聞くことのできた、障害に関するポジティブな情報を、医療関係者や当事者、家族だkではなくて一般の人々にも発信できたら良いなと感じました。教科書を丸呑みせずに、自分の目で聞いて感じて障害、障害支援の理解を少しづつ深めたいです。きちょうなご講義をありがとうございました。(MS)

私は今まで、ダウン症の子どもと接したり、ダウン症の子どもはどんな子なのかを学んだりしたことがなかったので、今日の講義を聞いたことはとても貴重だと思いました。講義を通して、ダウン症の子のイメージがとてもポジティブになりました。また、医療者としてダウン症の子を持つ家族に対して、どのように支援していけばよいのか、声をかけてあげればよいのかなどを学ぶことができました。(MM)

ダウン症と聞くとネガティブなところを浮かべてしまいがちであるが、社会で活躍されている人もたくさんおり、いろいろな可能性を持っているというポジティブなところがあるのだということが良くわかりました。ダウン症の方やその家族のことを知り、ダウン症のポジティブなところをもっと学んでいきたいと思いました。(YS)

自分はダウン症について何も知らなかったばかりか、ネガティブよりのイメージを持っていたことをとても後悔しました。ダウン症を持つ方方々の楽しそうな様子を見て、本当に素敵な人達なのだなと感じました。これからは自分から情報を得るなどして、正しい知識を身にすけていきたいです。(AM)

「障害を現在持っている人」と「これから障害を持つ人」の2種類だと言う言葉はすごく心に響きました。私もこれから障害を持つので、決してh他人事ではないと主観的に考えることができました。社会にはそういった障害がある人をいかに過ごしやすくするかで医療福祉が存在していることを改めて考えさせられました。とても有意義な時間でした。(CM)

今まで、ダウン症の人に対してネガティブなイメージを持っていましたが、先生のお話を聞いて、その存在を否定すべきではないこと、良い面を見つけていくべきだと思った。話の中で出てきた医療従事者の反応については自分もそういう場面に立ち会うことがありうるので、よく考えなければいけないと思った。(RS)

ダウン症に対してネガティブなイメージを持つのは良くないと思っていましたが、やはり長生きできない、日常生活に師匠があるとは思っていました。でも授業で、私が思っていたよりもできることが多いとわかりました。ありがとうございました。(IO)

自分も小学生ぐらいのころは、ダウン症の人を見ると「変な人」などという偏見を持っていたが、いろいろなことを学ぶうちにダウン症のような障害を持った人々でもその人の人生をしっかり持っているんだという意識を持つようになった。そして、今日の講義を受けて、さらにそのような意識が強くなった。(YE)

自分がもし当事者の立場になったらどのように考え、どのような行動をするのか考えるよい機会になりました。高校の時に障がいのある人について考えたことがあります。今、「障がい」と書いているのは、「害」という字が差別に当たると考えているからです。障がいを持って人のほうが、より自分の目標を持ち、自分の生き方の方向性がしっかりとして輝いて見えるときが多々あります。今日の講義の内容をこれからの生活に生かしていきたいです。(KS)

障害者に対する考えが180度変わった。今では、どうやったって障害があるから悲しい、辛いだけのものだと思っていたので、今日の授業で先に障害が来ただけで自立の度合いが違うだけ、喜びも幸せもしっかり享受できると知って、今回の授業のことや、ダウン症のことをしっかりと、正確に知っていこうと思った。(KT)

今日の講義を通して、ダウン症についての考え方が変わった。今まではダウン症のネガティブな面しか知らなかったということにも気付かされた。また、私達医療者の態度によって家族を安心させる支えることと、逆に不安にさせることもあることを実感した。とてもためになる講義でした。(AM)

小学生の頃、一個下の学年にダウン症の子がいて、弟の同級生でした。背が低くて、おとなしいけれど普通の子みたいでした。同じく気弱で、おとなしい弟は、気が合うのかその事遊んでいて、その様子を見ていたので、ダウン症が必ずしも悪いものではないと知って言いましたが、今日の話を聞いて、その革新が得られたので良かったです。勉強になりました。(AK)

貴重なお話ありがとうございました。ダウン症の方のことは、たまにテレビで見ていましたが、実態は全くと行ってよいほど知りませんでしたし、素人も思っていませんでした。私は家族支援に興味があるのですが、勝手にダウン症のお子さんを持つ親御さんは初め、かなりのショックを受けているのだろうと感じていましたが、先生の講義を聞いて、すぐにそれが偏見であったと思わされました。ネガティブなものだけでなく、ポジティブな情報も親御さんに伝えられるような看護師を目指したいと思います。そのためにも、よりダウン症を持つ方について本当のことを知っていこうと思いました。 (TK)

ダウン症の方たちも、たくさんの可能性を私達と同じように持っている事に気づけた。私も医療人になってダウン症のお子さんを持った方に出会ったら、今日学んだことを伝えたいと思う。(MK)

 

講師の感想

講義をしてよかったなと思える感想が多くてよかったです。
やはり身近にいたり、小さいときに関わりを持っている人は実際の人から多くの情報を得ているので、反応が良かった気がします。また機会がああればお話をしたいと思っています。

写真は講義を担当させてもらった茨城県立医療大学

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