“質の劣る者は出産を禁ずる” カール・クリスチャン・シュタインを知っていますか？

デンマーク映画史上最高の評価を得た「特捜部Q カルテ番号64」をAmazonプライムビデオで見直してみました。

福祉国家として施策が引用されるデンマークにおいて、何が行われていたのか。この回は史実に基づいて作られた物語ですが、恐ろしい事が起こっていたことが良くわかります。制作者の思いが伝わってくます。

不良な遺伝子を持つ人間には中絶したり、不妊手術を付しても問題ないという産婦人科医師や医療者、政府機関の人間などが登場しますが、現在ダウン症の人に対して母体内で発見して殺す目的で、出生前検査が行われており同じことが今おおなわれていくことに気づくべきです。

日本の政府厚労省はそれを税金を使って進めてきていることが正当なことなのでしょうか。この作品を観れば私の説明よりもきっとわかりやすいと思います。

この作品の最後に、カール・クリスチャン・シュタインケの言葉が引用されています。

Karl Kristian Steinckeは、1880年8月25日、デンマーク、カルンドボー近郊のヴィスキンゲで生まれる、1963年4月8日、フレデリクスバーグで生まれる）は、デンマークの社会民主主義弁護士、政治家。

彼は 1924 年から 1926 年まで、1935 年から 1939 年まで法務大臣を務め、1950 年にも数か月間再び法務大臣を務め、1929 年から 1935 年までデンマーク社会大臣を務めました。この役割において、彼はデンマークの福祉国家の形成に重要な役割を果たしました。

優生学の支持者として、彼は中毒者、性犯罪者、精神障害者の強制不妊手術を開始した。Wikipediaより引用。