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ジェローム・ルジューン 科学と良心に生きた人
オンデマンド (ペーパーバック) – 2024/1/30
百溪英一 (翻訳)

科学と良心に生きた医師であり科学者であったジェローム・ルジューン博士は、ダウン症の子どもたちのためにその才能を発揮した現代の偉人である。
近代遺伝学のパイオニアであるルジューン博士は、ダウン症の原因となる21番染色体の過剰を発見した。ルジューン博士はダウン症を持つ人間の生命の美しさと純粋な心に魅了され、原因の究明と治療法の研究に没頭した。同時に、科学と良心を兼ね備えた医師として、彼は患者の尊厳を擁護し人権擁護を訴えた。国際的な世論の賛同を得たが、出生前検査・中絶推進派の台頭と世論変遷によって彼は攻撃の対象とされ、彼の評判を落とすことに成功した。その業績は国際的な称賛を浴び、世界中で講演し、数々の科学賞や研究資金を得たものの、2度も候補にノミネートされたノーベル賞を受けることができなかった。
この最新の伝記を書くために、著者のオード・デュガスは11年間かけて何千もの資料を調査した。彼女はルジューヌの妻や親族、患者の家族、フランス人および外国人の協力者たちとじっくりと面会した。彼女の詳細で生き生きとした描写はジェローム・ルジューンがいかに生きたのか、行動力と心の内面を知るように読者を誘う。ローマ法王をはじめとする、世界の偉大な指導者らと親交のあった優秀な科学者であり、献身的な夫でありやさしい父親であり、小さな子供たちの熱烈な擁護者でもあったジェローム・ルジューン博士を作り上げたのが純粋で優れた人間性を持つダウン症の人々であったことを読み取っていただきたい。

ルジューン先生の心意気が優生政策を吹き飛ばすことを期待しています。(役者:百溪英一)

 

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