ダウン症の若者支援ハンドブック―学校から社会への移行期に準備しておきたいことすべて
目次
へその緒を切ること―親の観点
ダウン症の人の身体的成熟
思春期・青年期における心理的適応と精神障害
「でも、私には君の言っていることがわかりません」―ダウン症の若者・成人とのコミュニケーション
社会的統合と友情
ダウン症の青年・成人の地域社会への参加
障害のある生徒のための余暇教育―現在の展望
中度・重度障害をもつ学齢期の生徒のための職業訓練プログラム
高等学校後の知的障害者に対する継続教育―特殊カレッジプログラム
移行過程―学校から職場へ
就労の機会と選択
自立生活に向けて
ダウン症の人たちのセクシュアリティ、結婚、子育て
ダウン症の人たちの自尊心の向上
政策問題、人権、支援活動
著者等紹介
プエスケル,ジークフリード・M.[プエスケル,ジークフリードM.][Pueschel,Siegfried M.]
医師、博士、公衆衛生学修士、弁護士。1967年から1975年、ボストン子ども病院発達評価クリニックに勤務。そこで最初のダウン症プログラムのディレクターとなり、フェニールケトン尿症と先天性代謝異常プログラムの指導も行った。1975年、プロビデンスにあるロード・アイランド病院子ども発達センター所長に。発達障害、生化学遺伝学、染色体異常における臨床活動、研究、教育を続け、国内外で広く講演活動を行った
百溪英一[モモタニエイイチ]
日本ダウン症ネットワーク事務局長。1953年東京生まれ。1977年日本大学獣医学科大学院修士課程を修了後、農林省家畜衛生試験場に入省し、家畜の病理学、細菌学、免疫学、分子生物学的研究に従事。26歳で結婚後、1983年に第2子の長女がダウン症をもって誕生。障害福祉に関する活動を開始。1986年アメリカ留学から帰国後に専門の医学、生物学の知識と患者支援を結びつけた活動をするために、北海道のダウン症児親の会の書記として患者家族会の活動に参加。2001年つくば市の障害を越えた学際的研究組織「つくば障害児の発達を考える会」を設立。同年、県内各地の仲間とともに「茨城県ダウン症協会」を設立し現在まで事務局長を務める。1995年ダウン症児の親と専門家の支援ネットワーク「日本ダウン症ネットワーク」を設立。2002年に同組織をNPO法人化し、現在まで事務局長を担当。家族は妻と二男、二女。趣味はレコード鑑賞、ポスターデザイン、漫画を描くこと、クラシックカメラ、写真撮影、レース鳩の飼育など。つくば市在住
ハリス淳子[ハリスジュンコ]
滋賀県生まれ。神戸市外国語大学外国語学部英米学科卒業後、高校の英語教師、商社や自動車会社の社内通訳・翻訳を経て、フリーの翻訳者に。主としてビジネス翻訳の分野で活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。