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「えほん障害者権利条約」、念願の英語版 わかりやすく世界の人に発信

「えほん障害者権利条約」、念願の英語版 わかりやすく世界の人に発信
障害者権利条約の理念や、めざすべき社会を描いた「えほん障害者権利条約」の英語版(汐文〈ちょうぶん〉社、税別180
0円)が出版された。
 条約を擬人化した「ボク」が、2006年に国連で誕生し、世界を旅して14年に日本にやってきた経緯や、障害のある人が街や仕事場に当たり前に出ていく分け隔てのない社会像をわかりやすく説明。巻末には条約が国連で採択された背景などの解説もある。
 日本障害者協議会代表で全盲の藤井克徳さん(71)が、5年前に日本語版を企画。文と構成を練り、版画作家で障害者施設職員の里圭(さとけい)さん(43)が素朴で温かみのある絵を版画で表現し、これまでに2万部超を発行した。一方で、日本語を使わない国内の外国人や、世界の人たちに条約を身近に感じてもらえる英語版をつくるのが、藤井さんの願いだった。英訳は、上智大学准教授らが担当した。
 国連で条約案が満場の拍手で合意された瞬間にも立ちあった藤井さんは、「障害のあるなしだけでなく、
肌の色や性別など違いがある人が互いを分けず手をつなぎ合えるよう、条約が社会、そして人々の心に根を
下ろすきっかけになればうれしい」と話す。
 書店やネットなどで注文できる。問い合わせは、汐文社(電話03・6862・5200)へ。
 (朝日新聞8月31日森本美紀)
玉井昭彦さんのFB投稿より引用させていただきました。

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